実態

実態は 相互作用 して 存在実現 します。
存在は相互作用する実態です。
存在は作用と 表現二元 を実現します。
作用は 変化保存 です。
表現は 区別関係 です。
実態は相互作用して対象を実現します。
実態の相互作用は区別と関係を表現します。

「実態」という言葉が改めて必要になります。
「実体」では変化しない「体」が残ります。
一般的には現実体としての「実体」ですが、「現実」を問う立場から「有体物」ではない変化する状態までも含む対象として「実態」と表現します。
「実体」は見た目、感じたままの幻影に対する存在ですが、「実態」の表現は直接的です。
「実態」は現実であり、現実は仮想に対しますが、実態は意識に生じる「仮想」も含みます。
「実態」は実存でもあり、実存は存在のあり方ですが、実態は存在そのものです。
「実態」は実在であり、実在は空想に対しますが、実態は人の空想も産みます。
「実態」は相互作用して 物質 ですが、物質では物理化学的に限定されがちです。
物質を物理化学的「物体」に限定しない理解に拡張します。
実態は作用し、表現する存在です。

存在を「作用・表現二元論」として「物質一元論」と区別します。
実態は一元論の物質とほぼ同じですが、物質一元論では表現を存在とは認めていません。
物質一元論には情報も物質の存在形態と認める解釈もありますが、 情報 は人が 受容 する表現としての存在です。
人の受容によって評価、価値が変化してしまう情報もあります。
しかし、情報は人の受容評価にかかわらず存在し、人類誕生以前の情報も受容できる実態です。
もつれた量子は作用せず、表現もしませんが、存在を否定できない実態です。
量子もつれは作用せず、表現がないため理解できませんが、不可知な存在対象としての実態です。

2024.09.04 更新