存在表現と対象表現
表現は受容と相対します。
表現と受容は一方だけでは存在しません。
保存される表現も受容が相対しなくては存在が実現しません。
もつれた量子は性質を保存していますが、相互作用して受容されるまでは表れません。
表現と受容の相対は存在表現と対象表現として存在を実現します。
存在表現は実現する存在そのものです。
対象表現は相対する存在に媒介されます。
人自体は存在表現としてありますが、感じ、認識し、受容するのは対象表現です。
受容主体にとって存在表現は客観的存在であり、対象表現は受容を客観化して対象化されます。
受容主体にとって存在表現は外にあり、対象表現は内にあります。
神経信号表現は存在表現であり、意識が対象表現です。
表現の相対性は相互作用の実現、存在の実現にあります。
相互作用として互いを区別する関係を表現します。
相互作用は互いの差異性と同一性を表現します。
互いに他との区別を表現し、他との関係を表現します。
互いに他ではない自らの存在を表現し、他を自らと作用する対象として表現します。
存在表現は他ではない自らの存在の表現です。
存在表現は他との区別ですが、他の全てとの区別として唯一性の表現です。
存在表現は他とのすべてとの相互関係で区別される唯一の存在を表現します。
存在表現は個別性の表現です。
存在表現は相互作用の継続する限りの存在です。
対象表現は相互作用する対象の表現です。
対象表現は相互作用の関連も表現します。
対象表現は相互作用の連関を介して相互関係空間を超えて広がります。
また、対象表現は相互作用の連関を介して相互作用関係の変化時間を超えて保存されます。
そのため、対象表現は相互作用毎に表現形態を変えます。
対象表現は多様な媒体、方法で複写できます。
対象表現は言語翻訳、AD変換、信号処理のように変換可能です。
対象表現は多層化し、様々な意味を含められます。
2024.12.27