2026.01.06
価値
価値は評価と双対する。
評価と双対する価値は相対的である。
評価と双対しない絶対的価値は創発する秩序である。
存在そのものが全体秩序の混沌へ向かっての乱雑化過程に部分秩序を創発している。
エントロピーの増大化過程での物質進化である。
全体秩序の混沌へ向かう乱雑化は絶対であり、評価しようがない。
乱雑化過程に創発する個別秩序として、すべての物事は互いを区別している。
互いを区別する個別秩序は否定しようのない存在価値である。
ただ、創発する個別秩序は相対的であり、環境条件に対応して評価される。
個別秩序の評価は評価する環境条件の設定範囲によって180度転換しうる。
局所評価と大域評価は違いうるし、革新も時が進めば反動になる。
価値には存在価値と社会価値とがある。
存在価値は存在そのものの価値である。
存在秩序に沿い、秩序を実現し、秩序の表現に価値がある。
人間の存在価値も代謝秩序の実現であり、生きることにある。
人間は共助労働によってヒトへと進化してきた。
ヒトは共助労働の対人関係と物の操作によって意識を言語で表現できるようになった。
共助労働は表現を豊かにし、秩序表現は芸術をも生む。
人間の存在価値は矜持であり、態度価値である。
様々な環境条件での態度、物事に対する態度が評価される。
社会価値は社会的物質代謝秩序にある。
社会的物質代謝秩序は人の労働によって担われる。
社会的物質代謝で交換される価値は共助労働にある。
使用価値は存在価値であり、交換価値が社会価値である。
社会で交換されるのは共助する労働価値である。
ただし、労働価値は交換だけではなく搾取、収奪されもする。
共助労働価値の疎外された交換価値が価格である。
競争市場では疎外された交換価値の収奪が目的化される。
交換価値の収奪は投機によって徹底される。
蓄財されたままの交換価値は何の価値も実現しない。
蓄財される希少価値は使用価値を実現することなく疎外される。
社会的物質代謝を歪ませる蓄財は資源浪費、環境破壊になる。
価値を価格評価する疎外で景気変動が生じ、極まって恐慌が生じる。
©