論理

論理は区別と関係の表現です。
区別は関係の表現です。
区別は関係にある差異性と同一性を表現します。
「論理的」とは区別と関係が必要十分に明確なことです。
関係があって区別は表現されます。
関係が同一性を表現し、差異性が区別を表現します。
関係の同一性を無視した論理は詭弁になります。
関係の同一性の無視はすり替えの論理です。
区別の差異性だけで連ねた論理は歪みます。
偶然の組合せによる区別では遡及できなくなります。
存在は作用と表現です。
作用は相互に区別される関係を実現します。
すべての存在は物理的相互作用を基礎に実現しています。
表現は区別と関係として受容されます。
すべての存在は相互作用して互いを表現し、互いの表現を受容しています。
その表現の極一部分を意識が受容して認識します。
存在の区別と関係が表現され、論理として受容されます。
論理は存在から切り離された観念ではありません。
論理は存在が実現する区別と関係の秩序を表現します。

論理は存在秩序の普遍的表現です。
存在は区別と関係を実現する相互作用秩序ですから。
存在秩序は失われながら個別秩序を実現しています。
存在秩序は熱力学の第二法則と物質進化とを表現しています。
存在は秩序の混沌化と創発として矛盾しながら実現しています。
存在は相互作用して互いを区別する関係秩序を実現し、表現します。
存在秩序の区別と関係表現が論理です。
存在の斉一性が論理の普遍性を保障します。
論理は区別と関係で存在秩序を表現します。
定義は存在秩序の普遍性として個別を表現します。
定義は存在秩序の普遍性にある対象の個別性を規定します。
矛盾する関係の普遍性と区別する個別性とを止揚します。
論理は区別と関係の普遍性を表現します。
論理の基本は定義された関係で区別される要素とその集合を表現します。
論理の対象となる要素は他と区別される関係で定義されます。
他と区別する関係の要素を含む集合が内包定義されます。
含む要素を他と区別する関係で集合が外延定義されます。

論理は完全性と無矛盾性で成り立ちます。
完全性は対象の全てを含みます。
完全性は全ての相互関係が閉じます。
無矛盾性は対象間の相互関係が整合します。
論理は区別と関係に矛盾のない規定として表現されます。
含まれる、生じる区別と関係の矛盾を追及することで秩序を明らかにします。

論理は矛盾を孕みます。
存在秩序は個別秩序実現の過程にあり、不変ではありません。
存在秩序は実現して区別と関係は変化します。
存在秩序を表現する相互関係も変化し、論理は矛盾を表現します。
存在秩序の発展は相互関係を階層化して構造を実現します。
相互関係は階層内と階層間とで差異を生じます。
相互作用間の組合せで関係が変化します。
孕む矛盾を超えて論理は発展を表現します。

論理は秩序を法則として表現します。
秩序は一定の関係に区別される差異を表現します。
秩序はまた、一定の区別に関係の変化を表現します。
いずれも変化に対する保存が表現されます。
変化に対する保存は対称性の表現です。
変化、差異に対して保存される関係表現が秩序です。
論理は保存される関係秩序を法則として表現します。
秩序を法則で表現する説明、理解が理論です。

2025.02.06